あまりじょうずに弾けない曲を教わっている時は、なかなか自宅練習をする気にならないよう。
お兄ちゃんも習ってるので、どちらかが練習を始めると片方もやる気が出るので、その日の子どもたちの様子を見て、弾いてくれそうな方に声かけをしたりしています。
共働きで、平日はなかなか自宅練習のために声をかける時間がとれないからこそ、弾きたいときにすぐ練習できるよう、キッチン横に練習スペースを。
土曜日のレッスンはママが一緒。私は、週末に、「すごい!もうそんなに弾けるの!」とほめ、しっかり聞くようにしていますが、それもやる気につながるようです。
他の習い事や私の仕事もあり、毎日楽器に向かわせるのは至難の業。
いつも声をかけても渋々で、特に習い始めの曲は弾けないのでやる気なし・・・。
でも、昨年家庭学習サポートアプリ「オンプモン」が登場し、その存在を知ったその日から、1人で楽器に向かうようになりました!
一番大事なのは「悔しかったんだよね」「そういう風に思えることって立派なんだよ」と共感してあげること。本人は気持ちを言語化できないから泣いてしまうので、そこをくみ取って言葉にしてあげるとよいと思います。(関口先生)
自分でやりたい!悔しい!などの気持ちがあるからこその表現だと思います。とても主体的な行動です。大人は、お子さんの行動を責めるのではなく、その理由を理解し、気持ちの本質に共感してあげるとその子の成長の手助けになります。(寶川先生)
自宅練習がなかなかうまくいかない、というのは、保護者からも一番多く寄せられる悩みです。
幼児科の時期は、まず「まとめて練習しよう」と思わないことが重要です。
1分でも親子でヤマハの話をする、幼稚園や保育園に行く前に1回でも弾いてみる。
CDを聴いたり歌うことだって立派な自宅学習です。
少しずつでいいので、音楽のことを忘れないようにする、毎日できることに取り組む、ということがとても大切です。
自宅でどうしてもイライラしてしまう、という保護者の悩みも多いですが、そういうときは「自分は今イライラしているな」と自分で自分の心を実況中継してみるのもおすすめです。
この時期の子どもは、主体的に行動しようという気持ちが育っていく一方で、まだ自分の心をうまく表現できなかったり、かといって親に指図されるのは嫌だったり。
自宅練習に関しても「~~しなさい」ではなくて「~~してみてはどう?」「先生は何て言ってたかな?」という風に自分で考え、自分の意思で行動できるよう導くことが大切です。
子どもは「できた!」を積み重ねて、長い時間何かに取り組めるようになっていきますから、保護者は気長につきあうこと。
それが将来的に、音楽以外のことにも生きてきます。