1つの曲、1回のレッスンに真剣に取り組み続けることによって、ひとつのことに集中して取り組む力がついていきます。この力は小学校での生活などにもよい影響をもたらします。
ヤマハ音楽教室はグループレッスンが基本です。同じグループのお友だちやその保護者と関わる中で、相手のことを理解したり、お互い助けあうことの重要性を学んでいきます。
お友だちと一緒に演奏するときには、お友だちとタイミングを合わせることや、相手のペースを考えることも必要になります。音楽以外でも相手のことを思いやる力が育っていきます。
幼児科では自宅学習も大切です。毎日お家で練習すること、練習を続けることは必ず結果をもたらします。そこから努力することの大切さやその喜びを実感していきます。
グループレッスンを通して、先生や周囲のお友だちと関わっていく中で、どう相手との関係をつくるか、人間関係の形成の仕方やコミュニケーション能力を学んでいきます。
レッスン中は、人前で歌ったり演奏したりすることもあります。そこで認められたりほめられたりする経験を通じて、自己肯定感が高まり、自分に自信が持てるようになります。
ヤマハ音楽教室が目指す「音楽力(聴音力・演奏力・読譜力など)」以外にも、レッスンを通して、「日常生活において何らかの力」が身についたと感じたことはありますか?
「ヤマハ音楽教室で育った子どもたちに関する講師アンケート調査」より
児科だとまだそんなにはっきりと感じられないことも多いのですが、児童期になると、音楽以外の面でも、成長がぐっと目に見えて現れてきます。
たとえばレッスン中に、自分から何かをやりたい! と言ってきたり提案してきてくれたり。グループレッスンでは、それぞれが自分の意見を言い合いながらも、じょうずに相手の意見を尊重し合って1つの曲をアレンジしてまとめることができるようになります。
仲間が困っている時は、そっと教えてあげることができたりするのも、グループレッスンで育まれた力だなと思います。音楽の力が育まれているのはもちろん、共感する力や一緒に何かを行う力など人として大切な力が育っていると思います。